親も成長できると感じられる本「アドラー式言葉かけ練習帳」

【イラスト紹介】子供と一緒に親も成長しよう!

こんにちは!このブログを書いている香です。つくば市で仕事と子育てをしています。

先日、こんなことがありました。

起床時間に遅れて起きてきた長女がソファでぼうっとしていたので、

私「もう!早くごはん食べちゃいなよ!」

長女「やーだよ!だって眠いんだもん!」

私「じゃあ、ご飯いらないんだね!次、着替え!」

長女「やだね!着替えなんてしない!」

・・・この後、お互いの怒鳴り合いが続き、ギリギリの時刻に出て行った娘。

私は見送る気にもなれませんでした。

こういうこと、けっこう多いです。

とくに長女が小学生になってからは集合班があるため、時間のことで口うるさく言うことが増えました。

大人げなく、見送りもしなかった自分に大反省です。

起きた娘にいきなり高圧的な言い方をするのではなく、もっと別の言い方があったはず・・・。

そこで思い出したのが、一年ほど前に買ったこちらの本、

「アドラー式言葉かけ練習帳」です。

この本を手に取ったきっかけは?

新しい本を買うときって、自分を変えたい時だったりしませんか?

私がこの本を買ったのもそんなときでした。

一年前、長女の言葉遣いや次女への言動の悪さが目立つようになりました。

毎日そのことで小言をいい、憎まれ口を返されることにまた腹を立て、の繰り返しでした。

なんとかこの状況を変えたいと思い、図書館で何冊もの子育て本を借りてきては読み漁りました。

読後こそ心得た気持ちになるのですが、しばらくすると元の悪循環に戻ってしまいます。

頭では分かっているのに、感情を抑えられない自分にも嫌気がさしていました。

そんな日々が続くと、長女が何も悪いことをしていないときでさえ、怒りっぽい口調で接してしまっていました。

次女に話しかけるときと声のトーンが違う、そのことに気づいたときは、ショックでした。

そんなとき出会ったのが「アドラー式言葉かけ練習帳」です。

「アドラー式言葉かけ練習帳」はここが違う!

何冊も図書館で借りては返す、を繰り返していましたが、これはお金を出して買いたいと強く思いました。

この本は、小学生講師の原田綾子さんが、実体験から得た子供への言葉のかけ方を教えてくれます。

他の子育て本と大きく違うところは、シーン別に子供への具体的な声かけが紹介されているところです。

もちろん、基本的な考え方についても説明はされているのですが、それに基づいて会話例があることで実生活に役立てやすいのです。

まずNGな言い方の例が出てくるんですが、それがまさに自分の言い方で、打ちのめされること多々ありです。

たとえば、今朝の私の例でいえば、こんな感じです。

私 ✖「もう!早くごはん食べちゃいなよ!」→ 〇「朝寝坊したけど、自分で起きてこられたね。」

私 ✖「じゃあ、ご飯いらないんだね!次、着替え!」→ 〇「ごはんと着替え、どっちからする?」

あー、一年前、何度も読み返したはずなのに、ちっとも身についていなかった自分に反省です。

こんな風に言葉かけができていたなら、今朝の様子も変わっていたはずですよね。

「子どものできていることに注目してそれを認める」ということが基本的な考えです。

  • 朝起きてくる
  • 食事をする
  • 毎日学校へ行く
  • ランドセルを背負って登下校する
  • 授業を受ける
  • 元気に遊ぶ
  • 学校の出来事を話す
  • きょうだいと仲良く遊ぶ
  • お風呂に入る

・・・なんでもいいんです。

まさに「生きているだけでありがとう」の心です。

そうだ、子どもが生まれたときはそれだけで奇跡!感謝の気持ちでいっぱいだったことを思い出します。

子育てをあきらめないために読み続ける

最近、暇があればこちらの本を開いて「言葉かけ」の練習をしています。

親も練習次第で変われるんだ!そう考えると、希望が持てませんか?

子育てに向いている人、そうでない人がいると思います(私は明らかに後者です)。

でも、我が子のことは誰よりも大切に想っています。

それはみなさん、同じですよね。

練習することで習得できるならば、やってみようじゃないか、という気持ちです。

この本の言葉かけが自然と口から出てくるようになったとき、親としてひとつ成長したといえるはずです。

私は今、そんな自分の姿を胸に練習を続けています。

まとめ

いかがでしたか?今日はある日のできごとから再び手に取った本の紹介でした。

実践し始めてまだ1週間ですが、意識した言葉かけをすることで、親も子供もお互いが気持ちよく過ごせるようになってきています。

子供を変えようとするより、自分が変わることの方が簡単で大切だと痛感します。

この本のもう一ついいところは、親に対して「頑張りすぎない」を伝えてくれているところです。

言葉かけについても、はじめから完璧を求めないこと、自分を責めないこと、が大切だそうです。

子育てしているだけでも100点満点。子どもと一緒に自分も成長する気持ちでのんびりやっていきたいです。

この記事が、子育てをがんばる皆さんの少しでもお役に立てばうれしいです。

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